情報のソース。

バックパック中や、免許の合宿へ行っているとき、

ほとんどテレビは見ませんでした。

 

バックパック中に出会った人たちに刺激を受けて

BBCのニュースアプリをダウンロードし、

日本のソースだけでないところからも情報を得るということを意識するようになりました。

バックパック中に出会った多くのヨーロッパの人たちが

当たり前に話しているニュースや情報を

私が全然知らなかったことにショックを受けたからです。

 

例えば、

 各国は移民問題についてどのような態度をとっている?

 原発についてはどの国に何基存在していて、どう考えている?

 それぞれの国の歴史的背景は?

などなど。

 

もちろんヨーロッパで起こっていることなので、

彼らの方が知識量が多いことは自然なことですが、

意識して情報を収集し、自分の見解をクリアに持っている、

ということが印象的でした。 

 

彼らと私のギャップの背景にはもちろん私の勉強不足は前提にありますが、

(というかそれがほとんどですが)

同時に、日本のニュースや新聞だけ見ていても

自分の見解を持つに足る情報は得られない、

と強く思いました。

 

頭ではなんとなく知っていたことです。

ただ、今回初めて腹の底でその意味を理解したように思います。

 

日本のワイドショーで不倫の話や個人のプライベートな不祥事がフォーカスされ続ける。

ひとたび事件が起きればどこのチャンネルにしても同じ報道で内容も同じものばかり。

そんな、これまで感じたことがあったなんとなくの違和感は危機感に変わりました。

 

・自分が信用する世界の複数のソースから情報を得る

・自分にとって必要な情報にアンテナを立てる

・得た情報から自分の意見をもつ

そんなことを積み重ねていっているひとと、

それをやらなかった私に、人として一体どれだけの差がでてくるのか、

考えるだけでとても恐ろしくなりました。

 

このことは私がどうありたいか、を考えるきっかけにもなりました。

 

日本にある自分の住んでいる町のことをよく知り、

そこの中で生きていくこともひとつの幸せな生き方だと思います。

 

ただ私は世界で起こっていることを知りたいし、

自分が何かやりたいと思った時(仕事も旅行も買い物もなんでも)

世界の枠でとらえたいのだと、改めて気づきました。

 

 

最近、BBCのWorld newsとCNNが見られるようにしてみました。

真剣に視聴しているというより、

日本のワイドショーの時間に毎日BGMのようにつけている感じです。

当たり前ですが日本で報道されていることと、コンテンツが違います。

 

まだ語れるほど見ているわけではないですが、

日本のニュースとの違いの最初の印象は

ニュースに対する取材の深堀りがリアルだったり、

キャスター個人の存在感が大きいように感じています。

 

ただ、日本の報道にしても、

価値ある情報を提供してくれている番組もあると思います。

私がこれまで意図的に情報を取っていなかったので、

それを意図して情報を見に行くようにすべきだという反省となりました。

 

今回たまたま主にテレビについて考えていましたが、

その他についても良い情報のソースを引き続き見つけたいなと思います。

 

何かおすすめあれば是非教えてください。