専業主婦という立場を初めて経験してみて思ったこと。その②

前回の続きで、主婦というものに初めて向き合って思ったことを書きます。

 

正直最初は主婦に対して、

“思ったより大変だし自由がないし、やっぱり向いてないなぁ”

と、ネガティブな気持ちが強かったのですが、

ある本を読んだことで向き合い方がだいぶポジティブなものに変わりました。

 

『専業主婦が就職するまでにやるべき8つのこと』

https://www.amazon.co.jp/dp/B073GPF3PR/

 

本の著者は、

もとはバリバリ働いていたけれど、出産をきっかけに20年以上専業主婦をし、

お子さんが手を離れたことをきっかけに再び就職活動をしてお仕事を開始、

紆余曲折を経て、今は大手の会社で上位の重要なポジションに就かれている、という方。

 

私がその本から受け取った1番大事なメッセージは、

主婦もキャリアのひとつと考え、プロの仕事として向き合う。

ということでした。

 

彼女は主婦のジョブディスクリプション(やるべき仕事すべて)を細かく書き出し、

それは100個以上にもなるそうで、

主婦とはこんなにもマルチタスクで、柔軟性が必要で、

クリエイティビティが求められるものなのだということに気づきました。

 

主婦の仕事で大事なのは、

マルチタスクや柔軟性とクリエイティビティ、

ホスピタリティ(私は相手のロールプレイ、としたほうがしっくりくるかな)、

新しいものを学び続けること、

などが私の中では残りましたが、

これらを徹底的に鍛えることは仕事にも通ずるものだと、

本当に強く思います。

 

 

具体的な手法は本の中に細かく書いてあって、

興味ある方はぜひ読んでいただければと思いますが、

私が取り急ぎ実践しようと思ったのは下記3つ。

 

「まず仕事は基本をしっかり理解し、学ばねばならない」

彼女は料理の本を山ほど読んで基礎を勉強したそう。

私も山ほどとはいかなくても、

食材の取り扱い方や切り方、調味料の使い方、そしてその理由、など

なんとなくクックパッドを参考に我流でやっていたものから、

一度基礎を勉強しようと辞書的な本を買いました。

思えば、仕事も基礎があるからこそ、自分のオリジナリティも出るものですよね。

守破離です。

 

 

「仕事のように、時間を区切り、スケジュールを立てて家事を行う。」

時間の濃さが仕事と主婦では大きく違うところだというのは、

やってみて痛感しました。

仕事は締め切りに間に合わないと周囲に迷惑かけますが、

掃除ひとつ明日に回したって、ごはんをお惣菜買ってきたって、

特に大きな問題にはならないからついついだらけてしまうのです。

彼女は14時までに全ての家事を終わらせて、それ以降は絶対に家事はしない。

子供とのコミュニケーションの時間にする。と決めたそうです。

私も自分の時間の使い方には問題意識があったので、

自分で時間割を区切って、決めた時間で決めた仕事を終わらす、

という風にやってみています。

 

 

「献立は1か月分まとめて考えることで、日々の考える時間と無駄な買い物をなくす」

私の場合1番エネルギーをそがれるのが、献立決めです。

毎日うんうん考えて、スーパーでも何にしようか考えながらうろうろして…

とかやってました。

さすがに1か月は流動性ありすぎて無理ですが、

1週間分まとめて考えることで、毎日がとても楽になりました。

しかも調べだせば献立提案アプリとか色々あって、

集中して献立思考タイムを設けると面白くなってきたり。

かつ、そのお買い物はその場でネットスーパーでそのまま注文してしまう、

という技を覚えたことで、

その後はただただ作業に集中でき、さらに効率的になりました。

 

 

そんなこんなで、

主婦も家事をするプロである、と自分を定義することで、

うまくできるようになると自信もつくし、

本当にひとつのキャリアとして自分の為になるのだと、実感してきています。

 

本当に、何事も経験、です。

主婦の仕事もたくさん学びたいな、この仕事を通じて成長したいな、

と思うようになれました。

仕事ばかりしていては、家事はつまらなく見えたものだと思いますが、

違う捉え方ができるようになり、本当に良かったです。

 

 

ふと気づいたのが、

仕事をしているときは、

“決まった時間に仕事に行かなければいけないのが窮屈だ、もっと自由な時間が欲しい”

と思っていましたが、

今度、制約がなさすぎると

必死で“自分で時間を区切って枠と制約を設けなければ”、

という風に思考が向いてきました。

不思議なものです。

 

きっとこの家事も、

今は鼻息荒く(笑)制約やスケジュールをきっちりするほうに

振り切ってやってみてますが、

この後、自分がちょうどいい、あそびの部分を作ることで、

心地いい場所を見つけていくのだと思います。

 

人間ちょうどいい塩梅が大切ですね。

 

 

専業主婦という立場を初めて経験してみて思ったこと。その①

私は今年に入って人生で初めて“専業主婦”、というものを経験しました。

  

今日は、今年から新しい生活になって、初めて専業主婦をやってみて思ったこと、

を書いてみたいと思います。

少し前に考えたことなので、今は状況も少し変わっているのですが。

 

 

毎日会社へ行って仕事をしているときは、

“専業主婦なんて、毎日有り余る時間の中で何やっているんだろう、自由でいいな~”

なんて思っていました。

 

私、主婦をなめてました。。。

専業主婦の皆さんごめんなさい。。。

 

夫婦二人だけで住む家なので、

掃除洗濯についてはそれほど時間もかかりませんが、

やはり食事にいつも悩まされます。

 

朝・昼・晩+お弁当、毎日毎日一体何を作るのか。

献立を考えることが一苦労。

しかも1日の中で3回、バラバラの時間に取らなければいけないことが、

効率が悪くてしょうがない。

 

仕事の時でいうと、

“朝イチ”、“昼ど真ん中”、“1日の最後”、に

毎日外せない打ち合わせがある状態です。

“いっそまとめてくれたらいいのに!”と考えてしまいます。

 

だから自由な時間があるといっても細切れの時間です。

出かけたとしても、

“晩御飯の時間から逆算して〇時までには帰らなければ”

ということを常に考えながらすき間の時間を使うのです。

 

“でも、毎日やらなくたって、

たまには作り置き勝手に食べてもらったり外食してもらえばいいじゃん”

そう、以前の私なら思っていました。

 

ただ、主婦には他の家族のように、

自分の予定を優先すべき正当な理由がない、のです。

 

仕事だから、学校だから、塾だから、

という理由には、そこに反論のしようはありませんが、

主婦が友達とごはん行く、遠出して遊んでくる、

あるいは家族のための買い物をする、ということだって、

どこかに、「家族がいない間の時間で完了できなくてごめんなさい」

という、罪悪感を抱えながら自分の予定を遂行せねばならないのです。

 

旦那さんの名誉のためにいうと、

私は彼には1度もそんなことで文句を言われたことはありませんが、

私は勝手に気になっちゃうタイプなので、

ご飯のことや色んなこと気にしながら出かけるくらいなら

まぁ出かけなくてもいっか、と面倒になる。

かつ、引っ越し直後は友達・知り合いが一人もいないことも重なり

なんだかしばらく引きこもり気味でした。

 

細切れの空いた時間をどう使うか。

そりゃワイドショーとか韓流ドラマとか見る気持ちわかる!

と、思いました。

 

つまり、ちょっとやってみて思ったのは、

私が想像していたほど、主婦は気楽で自由なわけではない。

ということです。

  

私は専業主婦には向いていないなぁ…と、

引きこもってテレビを見ながら憂鬱な気持ちになっていました。

 

ただ、もちろん専業主婦が向いている方も世の中には

たくさんいるのだろうということもよくわかりました。

短い自分の時間をどうやりくりするか、それを楽しめる人、

家族のために家事をすること自体が幸せで楽しいと思える人、

そんな方は素晴らしいなぁと思います。

 

なんせ私は自分勝手で自由すぎるところがあるので、専業主婦は向いてない。

と、何となく気づいていたことを再認識しました。。

 

しかし!

次回は、

そんな最初の暗い印象だった主婦への考え方が変わったことを書きたいと思います。

 

 

最後のおまけ。

初めての土地で昼間ひとりぼっちで少し落ち込んでいた時、

前からやりたくてできなかった、

“お花を飾る”ことができる余裕ができたことは、小さな幸せでした。

 

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自己紹介とブログを始めようと思った理由。

はじめまして。

このブログをのぞいてくださってありがとうございます。

 

このブログは私が日々考えたこと、感じたこと、体験したこと、

そんなことを綴るブログにしたいと思います。 

 

これまでSNS含め、自分についての発信は苦手だったのですが、

ようやく重い腰を上げ、丁寧に自分の思いを綴れるブログからチャレンジしたいと思いました。

 

最初に、ここ半年くらいの私の近況をご紹介しながら、自己紹介をしたいと思います。

 

2017年末で4年半働き、管理職までさせて頂いたコンサルティング会社を退職しました。

旦那さんの仕事の都合で東京から九州へ引越しをすることになったことがきっかけです。

 

引っ越し後すぐ、ずっと行きたかった南米へ約2ヶ月バックパックの旅をしました。

(この時のことはまた別のブログに書いております。もしご興味あればご覧下さい。)

yuki-backpack.hatenablog.com

 

 

 帰国後一息ついたのもつかの間、

今度は車の免許を合宿で取得する為、また家を離れて3週間弱離島へ行きました。

寮の目の前が海のオーシャンビュー、最寄りのコンビニまで車で15分、

という素晴らしい環境で免許取得に向けて勉強をしました。

 

そして今。

“まとまった時間があったらやりたいけど、仕事が忙しすぎて出来ない”

と、思ってやれなかったことに、いったん自分の中で区切りがつき、

ようやっと新しい土地と家で根を張って生活を本格的に始めようとしています。

 

 

寛大で理解ある家族のお陰で

この半年、本当に好きなことを好きなだけやらせてもらい、

これから何をしていきたいのか、たっぷり考えることが出来ました。

 

サラリーマンはもうやめよう、

バックパッカーも何年もやり続けたいわけじゃない、

専業主婦も私には向いていない、

 

じゃあ何をしよう?という感じです。笑

 

でもビジネスには関わりたいと思います。

旅も相変わらず大好きです。

家事のやりがいやクリエイティビティにも、だんだん気づいてきました。

 

どの役割にもひとつには、はまることはできないけれど、興味あることはどれもやりたい。 

だから特定の肩書きの何者にもならなくてもよくて、

ただ私はその時私がやりたいことを真剣にやっていけばいいのだと、

そう、今は思っています。

 

 

ブログのタイトルに込めた想いは、

世間の決まった肩書きにはまらないことを恐れないで、

本当に自分のやりたいことをやりたいと思い、決めました。 

 

でも私はテレビやメディアに取り上げられるような、

ビジネスで大成功しているような、

何の迷いもなく、どんどん自分の好きなことを突き進められるような

すごいひとではありません。笑

ごくごく一般的な30代女性。正直不安もたくさんです。

 

“本当に好きなことをやろう”、“毎日をワクワクすることだらけにしよう”

とか、よく聞きます。 

でも、シンプルなようで、今の日本の社会ではそれはとても難しい。

 

「そんなこと言ったって生活どうするの」

「今やっていることがずっとやりたいわけじゃないけれど、かといって何がしたいかわからない」

「周囲の人たちの反対に合うだろうな」

私はそんな感じのことを、思っていました。

 

でも私は、色んな環境の変化のおかげで、

これまでの毎日に区切りをつけるタイミングがやってきました。

思い切って自分の思うようにやってみなさいと、

周囲の環境がお膳立てしてくれているような、導かれているような、そんな気すらします。

 

 

一方、これを書きながら、本当に大丈夫かなー、とも思ってます。

一時の不安や寂しさや変なプライドとかから

本当はやりたくないこと、を選んだらどうしよう。という気持ちもあります。

 

だから今の覚悟を忘れないよう、

ブログに書いていくことで自分とみなさんに宣言をしたいと思いました。

 

そして何より、何も特別なことがない私が

好きなことをやって成立している毎日を見ることで、

「私もやりたかったことをちょっとだけでもやってみようかな」と思ってくださる方がいれば、

こんなに嬉しいことはありません。

 

お付き合いいただけますと幸いです。